遺品整理会社が選ぶ!デジタル終活におすすめ本3選

デジタル終活を考え始めたいけど、まず1冊本を読んで全体像をつかみたい。
そんな風に思う方もいると思います。
今回はデジタル終活を考えている方に向けておすすめの本を3冊紹介します。

全部読んだ本のみをご紹介しています。
ただ、書店やネットで探すと、デジタル終活をテーマにした本はいくつもあるんですよね。
どれが自分に合うのか迷ってしまうのが正直なところだと思います。
この記事では、デジタル終活を読むにあたって「初めて読むならどれがいいか」などの選び方も踏まえてまとめます。
本を読み終えたあと、何から手をつけたらいいかも一緒に書いています。
デジタル終活とは何をするの?:スマホ・PCで使っているサービスをまとめること


デジタル終活と言われても、何から手をつけるのか分かりにくい
デジタル終活と言われても、パッと思いつかない方もいると思います。
ざっくり整理すると、やることは大きく4つに分かれます。
デジタルサービスの棚卸し
まずは、自分が使っているデジタルサービスを書き出すところから始めます。
スマホアプリ、サブスク、SNSアカウント、ネット銀行・証券、クラウドサービス、暗号資産。これらをリスト化するイメージですね。
「気づいたら契約していた」サブスクや、「久しく開いていない」SNSが意外と多いんですよね。
書き出してみると、自分でも全体を把握できていなかったことに気づくはずです。
IDとパスワードの取り扱いを決める
次に、IDやパスワードの引き継ぎ方を決めます。
とはいえ、IDとパスワードそのものを紙に書き残すのは、安全面で心配がありますよね。
おすすめは、「IDとパスワードのメモがどこにあるか」だけを家族に伝える方法です。
エンディングノートに「パソコンのデスクトップにある『重要』フォルダの中」と書いておく、というイメージですよ。
データの整理
スマホやパソコンの中にあるデータを、必要・不要に分けていきます。
写真や動画のうち家族に残したいもの、見られたくないものはどう扱うか。
生前に決めておくと、遺族の負担がぐっと軽くなります。
データが多すぎて手が止まる場合は、「家族に見られて困るもの」だけ先に整理する方法もありますよ。
引き継ぎ方を決める
最後に、自分が亡くなった後の引き継ぎ方を決めます。
SNSアカウントは追悼化するか削除するか。ネット銀行の残高は誰に伝えるか。
サブスクは家族にどう解約してもらうか。これらをエンディングノートに残しておくのが基本になりますね。
デジタル終活の本の選び方:生前整理の立場でかいてあるか

「結局どれを読めばいいの?」を判断するため、選ぶときに見たい4つのポイントを紹介します。
生前整理の立場で書かれているか
デジタル終活という立場でどれだけ詳しく書かれているかを最も重要視します。
今回はデジタル終活という視点なので当然ですね。
出版年が新しいか
スマホやネットサービスの仕様や利用規約は変わりやすいです。
できるだけ新しい本のほうが、実務的には使いやすい。
特に2024年以降に出版された本は、サブスクリプションサービスやキャッシュレス決済への対応が手厚いものが多いんですよね。新しいかどうかも重要です。
図解が多いか、文字中心か
デジタルに苦手意識がある人は、図解や画面キャプチャが多めの本のほうが挫折しにくいです。
感覚的にわかりやすく解説されているかが重要だと思います。
逆に、しっかり概念から押さえたい人は、新書サイズの文字中心の本のほうが頭に残ることもあります。
デジタル終活の本おすすめ3冊
ここからは具体的な3冊を紹介します。
網羅度・読みやすさ・想定読者を意識して、特徴がわかるように書きました。
日本一わかりやすい「デジタル終活・遺品の探し方」実践ガイド

| 著者 | 末吉謙佑(セキュリティ、デジタル遺品整理サービスを手掛ける社長さん) 木村元成(相続診断士) |
| 出版社 | イースト・プレス |
| 出版年 | 2026年2月 |
| Amazon評価(2026年5月時点) | |
| おすすめ度 | |
| Amazonリンク | 購入リンク |
デジタル遺品整理を行わないことで起きるデメリット・実際にどういう作業で行うかを詳しく書かれた一冊。
比較的最近に書かれた記事ということもあり、情報が新しいのも良いですね。
漫画形式で書かれているので、読みやすくなっているのも良かったです。
とにかくわかりやすく全体像を知りたい方は、おすすめですね。
巻末にエンディングノートがついているので、読んだ後にすぐに取り組むことができるのも魅力です。
おすすめポイント:具体的な事例を踏まえて書いてある
すごく良いなと思ったのは、具体的な事例を踏まえて書いてあることです。
たとえば、亡くなった方の資産を見つけるのは大変な作業の一つとして、クレジットカードの明細を確認することだけではなく、Amazonプライムなどのサービスの名称をみつけることが
また個人的な感想ですが、本書では今を安心するために生前整理を行うという一節があります。
生前整理はどうしてもネガティブな側面が強い作業となります。亡くなった前提で、どうしても気が進まないという方も多いはず。
そうした回答にこの本は今を安心して生きるために、生前整理をすると書いてあり、生前整理の本質的な回答でとても好きでした。
私としては最もおすすめしたい一冊です。
第2版 デジタル遺品の探しかた・しまいかた、残しかた+隠しかた

| 著者 | 伊勢田篤史(終活弁護士・日本デジタル終活協会代表理事) 古田雄介(フリーライター・デジタル遺品を考える会代表) |
| 出版社 | 日本加除出版 |
| 出版年 | 2024年2月(第二版) |
| Amazon評価(2026年5月時点) | |
| おすすめ度 | |
| Amazonリンク | 購入リンク |
デジタル終活と遺品整理の両方を、対象物ごとに4つの視点で整理した1冊です。
本の対象ユーザーは、生前整理を考えている人・遺品整理を考えている人ですね。
ABEMATVなどにも出演されたこともある伊勢田弁護士が執筆にも書いているため、専門性は高いです。
弁護士さんの意見を聞きたいという方には、間違いなくこちらがおすすめです。
第2版では、サブスクリプションサービスやLINEの残しかたなど最新の論点が追加されました。
おすすめポイント:終活に関連する弁護士さんが執筆に携わっている
終活特化ではないですが、生前整理とデジタル終活について両方の視点が書かれています。
「探しかた」「しまいかた(処理のしかた)」「残しかた」「隠しかた」という構成になっています。
相続手続きから書いてあるので、非常に丁寧に書かれています。
スマホ・パソコン・SNS・サブスク・ネット証券・暗号資産まで幅広く扱っています。
もちろん、LINE・InstagramなどのSNSにも対応しています。
ネットで事業をしている方など、細かい需要にも対応しているのが、驚きでした。
ただ、個人的に文章が多く図解が少ないので、やり方はわかったけど、イメージが湧かない方がいるのではと思いました。
全体的にまとまっていて、専門家が携わっている書籍としては現状ありません。
専門家の意見を聞ける貴重な一冊です。
ぶっちゃけ相続「手続大全」【増補改訂版】 「身近な人が亡くなった後に困ること」をとことん詳しく教えます!

| 著者 | 橘 慶太(税理士。円満相続税理士法人代表) |
| 出版社 | ダイヤモンド社 |
| 出版年 | 2025年12月 |
| Amazon評価(2026年5月時点) | |
| おすすめ度 | |
| Amazonリンク | 購入リンク |
終活ではなく、故人の相続の本ですが、こちらもおすすめです。
亡くなった後の手続きを現役の税理士さんの視点で書いてあります。
デジタル遺品についての記述も詳細に書いてあり、終活の知識として知っておいたほうが良いことが詰め込まれています。
本書の目的が、全体像を理解すること。自分が亡くなった後の家族・遺産相続など、詳細な内容が語られています。
これから亡くなる方も、自分の遺産や持ち物がどうなるかを知ったうえで、遺言をどう書くのかにつながるので、おすすめしています。
おすすめポイント:専門の税理士による解説
どうしても法律的な部分は、素人だけだとわからないことが多いのが実情。
故人のデジタル遺品整理について、国家資格を持った専門家の税理士による書籍なので、信頼性があるのが良いところです。
実例も踏まえて解説されており、一読の価値はあります。
相続全般の手続きとなっているので、デジタル終活を考えている人にも読んでおいたほうが良い本ですね。
本を読んだあとに取り組みたい:エンディングノートに書きこむ
本を読み終えたら、すぐに動けることから手をつけるのが続けるコツです。
読書だけで終わってしまうのが一番もったいない。
最初の一歩としておすすめなのは、次の3つくらいです。
・自分が使っているデジタルサービスを書き出してみる
スマホアプリの一覧、サブスクの契約、SNSアカウント、ネット銀行・証券。これらを紙やノートに並べるだけでも、デジタル終活の地図ができあがりますよ。
・エンディングノートにIDの「保管場所」だけでもメモする
IDやパスワードそのものを書き残すのは安全面で心配があります。「どこにメモがあるか」だけ家族に分かるようにしておくと、いざというときに役立ちますね。
もし気が進まないという方は「自分が今すぐ亡くなったら家族が困りそうなもの」を1つだけ思い浮かべて、とりあえず実践することをおすすめしています。
たとえば、登録しているネットフリックスや月額サービスのIDとパスワードをまとめるなど。
全部を一度にやろうとすると挫折しやすいので、優先度の高いものから順番に潰していく方法が現実的です。
まとめ:自分に合った1冊からデジタル終活を始めてみよう
デジタル終活は、急いでやる作業というよりも、少しずつ整えていく作業に近いです。
焦らなくて大丈夫なので、まずは自分に合いそうな1冊を手に取るところから始めてみてくださいね。
「自分の場合は何から手をつけたらいいか」
「親のデジタル遺品で困っているけれど、どこから整理すればいいか」
そんな段階で迷ったときは、弊社みらいネットワークでも無料でご相談を承っています。
みらいネットワークでは、スマホ・パソコンの状況確認から、契約サービスのリストアップ、各手続きの段取りまでサポートしています。
まるごと一緒に整理することもできますよ。
どのサービスが合うか分からないという段階でも大丈夫です。
まずは無料相談からお気軽にご連絡ください。

